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【ネタバレ多め】レイジングループ、回末李花子が好きすぎて魅力を語りたい!!

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※画像は全てPS4のシェア機能を使用。

 

なゆきでーす。こちらは『レイジングループ』のヒロインの一人である回末李花子(うえまつ りかこ)さんについて語る記事でございます。非常に色んな要素を合わせ持った李花子さん。彼女について一つ一つ魅力をお伝えします!

 

※ネタバレあります。クリア済みの人向けに書いてるので、登場人物等の説明は省略しますね。

 

ミステリアス系かと思いきやお人好しドジキャラ

 

見るからに何か知ってますって感じの見た目をしている李花子さん。こんなことから憶測するのも味気ないですが、タイトル画面に出ている時点でだいぶ重要人物だなと思っておりました。

 

初期の頃はミステリアスな印象を受けるけど、実際は転んでよくケガをするというドジッ子属性持ちだと判明します。ドジッ子はよく転ぶなとは思いつつ、「ほおおおおおおお」という呻き方は斬新だと思いました。

 

初登場シーンでの主人公・陽明(はるあき)との木の葉越しの会合。特に会話はありません。

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なんかもう「私、色々知ってる重要人物だからよろしく」って感じに見えませんか!!? 「こいつ…めちゃくちゃ怪しいっ!!」というのが第一印象でした。この印象を持ち続けたのは、ほんと序盤だけです。

 

彼女にミステリアスなイメージを持っていた人ほど、印象が変わったんじゃないかなと思います。李花子さんが最初のイメージ通りのキャラでも好きでしたが、実はドジッ子だと知って親しみやすさがわきましたよね。

 

「演技してるかも」と疑っている時期もありましたが、このドジな部分は素でした(笑) そこも李花子さんの魅力なんですよ。彼女のこの「どこかドジを踏んでしまう」という性質が、ある意味でバッドエンドを阻止出来た部分もあるんじゃないでしょうか。

 

はじめての恋に浮足立つ少女のような面

 

恋する李花子さんがとにかく可愛い。初恋なのもあって、純粋に相手が好きなんだなーと伝わって来ます。本作はホラーゲームなのですが、まさかの恋愛要素もあるんですよね。しかもハーレム野郎主人公です。女性陣の恋愛感情が物語に多大な影響を与えています。もちろん私は李花子さん派でした。

 

バッドエンドになると物語のスタート地点に戻るシステムになっています。この構造からパラレル要素はなく、『最終的に主人公がひとりの女性を選ぶ』と予想してました。主人公からしたら全て繋がった一連の出来事ですもんね。

 

主人公が誰を選ぶのか。不安なような楽しみなような気持ちで見守っていました。李花子さん派には色んな意味で辛い結果になってしまいましたねー。

 

でも、李花子さんが陽明を本気で好きだったからこそ、最悪の結末を回避して大団円に辿り着けた部分もあると思うんですよ。王道的な展開からは程遠いですけどね(笑)

 

最近は「生きてエンディングを迎えただけマシだ」と思うようになりました。李花子さんがやらかした事を思うと、悲惨な結末になる可能性も高かった。

 

だから李花子さんが幸せへの一歩を踏み出せたなら、もうそれだけでオッケー!

 

包み込むような愛と執着を抱えた太母のイメージ

 

オカルト方面の話です。李花子さんの家「回末家」は蜘蛛を司るという設定があります。作中で蜘蛛関連の伝承や逸話が、いくつか登場してテンションがめっちゃ上がりました。ちなみに私は蜘蛛が苦手なのですが、実は益虫(人間の役に立つ虫のこと)らしいですよ。なんか無闇に嫌ってごめんね。

 

蜘蛛がイメージされているものにユングの元型「太母(グレートマザー)」というものがあります。その太母のイメージそのものが李花子さんにも当てはまるんじゃないかなと思いました。全てを受け入れ慈しむ一方で、執着し支配しようとする。そんな二面性を感じました。

 

レイジングループでも出てましたが、蜘蛛に関する話って少ないみたいですね。国によってイメージが違ったりして調べるのも面白いですよ。

 

・アラクネ(ギリシャ神話)

・ドリームキャッチャー(アメリカインディアン)

・蜘蛛の糸(芥川龍之介の短編小説)

・土蜘蛛(妖怪など)

・女郎蜘蛛(妖怪)

・アトラク=ナクア(クトゥルフ神話)

 

蜘蛛から連想するイメージが、李花子さんというキャラクターの土台にもなってるのかなと考えると面白いです。オカルト方面でも楽しませてくれる李花子さん。

 

ギャグパートでの輝き

 

意外性の固まりである李花子さん。

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ギャグパートでも力を発揮してくれました。クリア後に解禁されるおまけ要素「暴露モード」というものがあります。本編の合間に各キャラクターの心境や、主人公がいない場所で何が起きていたかが見れる良システムです。

 

本編でもドジッ子な部分や主人公にからかわれてるギャグシーンはあるんです。ですが暴露モードではさらにレベルアップしてるんですよ!

 

主人公がいない間どうしてたんだろって疑問をほぼ解消してくれるので、見る価値はあります。何気にギャグもこなせるオールマイティーな李花子さん。

 

李花子さんまとめ

キャラクター1人から、こんなにも様々な面が見えるのが純粋に凄いと思いました。共感や憧れといった感情は皆無なのですが(酷い)、多面性があるキャラクターに魅力を感じるんですよね。

 

色んな面を見せてくれるのは李花子さんだけではないので、キャラクターの一面を発見するのがとても楽しい作品です。